12月10日(水)
宮崎さんの順不同日誌を真似ることにする。
自分なりに優先順位をつけるならば、作品≧睡眠>ブログだと思うんだけど、
「作品」の中にはお客さんに見てもらう、ということももちろん含まれているわけで、
書ける範囲で書いておこうと思う。
会場に入って設営。
会場をどの向きで使うか、考えて、話し合って、決める。
危険なほうを選べ、みたいな岡本太郎の言葉を(不正確だけど)思い出す。
そののちリハーサル。
うまくいっていない部分があると、ついつい何もかもだめなような気がしてしまう。
しかしそのうまくいっていなさを検討していった結果、重要な見落としを発見した。
ってこの段階で言ってて大丈夫なのか、これ読んでる人は不安にならないのか、
私は不安です。
でも、これでどうにかなる!と思う。
宮崎さんのリハーサルを少しだけ見て帰る。
12月9日(火)
期日前投票に行く。
ツイッターとFacebookに告知。
通してみたら意外と長くなった。
もうちょっとどうにかしたい。とモゴモゴ思いながら帰宅。
12月3日(水)
「悩む」と「考える」について、横尾忠則さんと鴻上尚史さんが全然違うアプローチで言葉にしているのを読みかえす。横尾忠則さんは考えずにただ悩む。これはツイッター。鴻上さんは悩んでいても時間が過ぎるだけだが、考えればそれが正解ではなくても何かが残る、というようなことを結構前のエッセイに書いていた。
考えるプロセスを見せるのはいいけれど、だからといって考えているさまをそのまま見てて下さいというのは違う。この日に書いたものはデータとして残っているが、見るとすごく生々しく考えた痕跡だけがある。
11月19日(水)
ゴジゲン『ごきげんさマイポレンド』を観る。とてもよかった。出ている人がみんな優しい。本人を背負った状態でやってることを決してすべらせないチームワークがすごい。あれは、混同されがちなある種の暑苦しさとかとはまた別のものだと思う。よかった。
リハーサル帰りにものすごく具合が悪くなった。首筋が寒くなるなど。「発汗を伴わない風邪の初期症状に」葛根湯を飲んでベッドに倒れ込むように眠り、人生で一番汗をかいて目を覚ました午前1時にはもう何ともなかった。葛根湯はタイミングが大事。
11月2日(日)
ジャングルクルーズについて研究。船長さんのことはスキッパーというらしい。ちょっと検索すれば面白い船長さんの映像がYoutubeに上がっているんだから、便利というか、やりづらいというか、今はいろいろ複雑だなあと思う。
小さいときには首狩り族のトムが首にした部下の首を売ってますみたいな穏やかでないギャグがあったと記憶しているけど、今は「彼は果物のジュースを売ってます」みたいな人形と差し代わっているらしい。そう穏やかにされるのもなんだか納得いかない。子供を忘れて帰るとその子供が船長になっている、という穏やかでないギャグはどうなってるんだろう。
10月15日(水)
リハーサル初日。
先日リサイクルショップで見つけた「人生ゲーム極辛(ごくから)」をやってみる。
三人中二人が破産し、開拓地行きになる。
スポーツ選手なのに破産、って思ったけど、現実には結構いるかも。
小学校低学年のぼくだったら(負けてくやしいので)泣いちゃうゲームバランスだった。
12月10日(水)
変更点をきちんと文字にしておいた。
明日(というか本当は日付変わってきょう)は朝一番でリハーサル。
せっかく作ったら、やっぱりなるべく見てもらいたい気持ちになるものです。
2014年12月11日木曜日
2014年12月6日土曜日
宮崎作業日誌② 時系列順不同
12/1
「ダメだ!作品が小さすぎる!」
12/6
頻繁に更新するつもりが、なんかあるとついついサボってしまい、気がついたら前回からもう結構日が経っている。とりあえず日誌を書く。
11/26
山縣太一さん丸瀬顕太郎さんと飲む。太一さんに、企画のことを話すと、ちょっと自分のことばかり考えすぎじゃないか、と注意をうけた。
集めたものとぼくとの関わり方が強引すぎる、上演のための準備が整ってないぞと言われたんだと理解した。
12/6
言われてみると全くその通りで、正直なところアンケートを訳すのも全然間に合ってない、出来てるのも出来てるのか怪しい、しかもそれを素材と呼んで二次創作に走った結果またもや自分の見たい景色や見せられる手業に本物を捻じ曲げて押し込めてる。。これじゃ、五月に企画をやったときと同じじゃないか!ぼくの見てきたものが小さくなるのはダメだと思った。焦って力んでいる。ところで力んでいるってことで言うと、ぼくの最近始めたアルバイトは立ち飲み屋で、そこでは日毎に店主が交代してそれぞれの酒の肴を作って酒を出すのだけれども、ここでのわたしの仕事の仕方も力が入りまくりで、たくさん仕込んでどうですか!?みたいになっていることをふと思う。昨日は気合い入れて牛スジシチューを作って、お陰様でシチューは完売したんだけども、こっち方向にがんばって行くのはちょっと違うかもしないと思った。仕込みに手間をかけたくないとかではなくて、実際にはそれも関係してくるんだけど、手つきとして、ぼくはいま背伸びしてるなあと思ったって話です。それで話を戻すと、そんな風にして、迷いに迷ってぼくと周りにあるものとの関係がうまくいっているかどうか、自分の仕事を見直しすることにしたのが12/2からでした。いまこれを書いていて、こういうことを書くとお客さん減りそうだなと思った。でも、ここ(ブログ)も本番と思って書くことにする。もっと中身の話をしなくてはいけない。
11/27.28
テキストや大枠として眺めて面白い、ではなくて、やってもらう役者との関係でいい形にして作れないかと、テキストを簡潔にしてみたりそこに振りをつけたりして喋ってもらいました。だけど、やはり頭にある面白いを捨てるのが難しくて、別物を作るんだと分けて考えるのに二日、うーんと首をひねって唸ってました。
12/1
昔親しかった女性からの頼まれ仕事をしに渋谷へ。書類を出力して郵送する作業だったので、最近まで勤めていた印刷会社に顔を出しがてら作業した。二ヶ月で目に見えた変化はなかったけど、経理の女の子が妊娠したことを知らせてくれたのと、アルバイトの男の子は遅刻がなくなって15分前出勤を心がけるようになったとおじいさん社長が言っていた。コピーサービスと製本を主とする業務内容は、自分たちから売るものがないので待ちの仕事になる。この会社は建設業がお得意様なので、そこが動かないとこっちも動かない。震災復興や大規模な渋谷川の再生計画に期待していたけどぼくの勤めている間はそれもポツポツであまり仕事がおりてこなかった。話を聞くと二ヶ月たってもその状況は変わらない様子だった。帰りがけ今年の忘年会にお呼ばれして二つ返事で快諾する。
12/2
「ごめんなさい、実は、いままで作った部分が気に入らなくなったので全取っ替えしたいと思ってます。いままで考えてたやつは、もっと練って準備して、機会を改めて6時間の公演にして発表します。」
稽古場取りをミスって取れてなくて、戸越銀座のドトールで打ち合わせ。全取っ替えを伝えるのにものすごい緊張した。自分の中でも悩んでのことだったけど作品を考えたときに絶対そうだと思ったので、あのプランを形にするのは延期にした。香港の人たちから直接アンケートを回収していたから中途半端ではいけないと思えて立ち止まれたと思う。ふたりの役者さんは、はあ、という感じで、だけどウンザリするでもなくぼくの話を聞いてくれた。アンティゴネと香港の話を香港の側からではなく、アンティゴネの側から香港が透けて見えるような、そしてその二つの間で右往左往してるぼくが出てくるような話をつくることにします。それをこれからどうやるか考えます、と伝えて、三人で改めてアンティゴネのことを話す。
11/29・12/5
少し前に連絡していた高橋かおりさんから連絡が来る。ぼくが大学生の頃、彼女は舞台美術研究会の照明さんで、きっと照明さんになるのかなと思っていたら、Facebookでいまは大学で助手をやっていて研究の道に進んでいることを知り、その奮闘ぶりを記した投稿が面白く、ちょくちょく読んでいた。投稿の中で、時折照明の仕事もやっていると書かれていて、お話がしてみたいと思って声をかけてみたら返事が来て嬉しかった。今回はSNACでやるので照明で手の混んだことは出来ないけど、アイデアみたいな形で明かりを作れないかとぼんやり思っていたので、話を聞いてもらえませんかと言ってOKをもらう。でも正直照明のことよりも高橋さんのFacebookにあげてるようなえんやこらの奮闘話が聞きたいのだった。
12/3
アンティゴネと香港がどうやって重なるかを考える。アンケートを使うのがいいと思って翻訳したものを眺めて、テキストの形にしてみる。ただ重ねてもギャップがなくてたいしたことなかった。前のプランで使うつもりだった映像を作ってくれる武本拓也くんから連絡が来て、日を改めてもらう。やべー。間に合ってねえ。。
12/4/5
バイトの仕込みと出勤日。
12/6
重ねるという発想を、混ぜちゃう、みたいな、こっちの創作にならないようにしたい。やることをもっとシンプルにして、どこに誘導するのかを、シーンを繋げることとは分けて考えて、シーン自体に何かが備わるようにしたい。いまこれを書いていて、バストリオの今野くんのことを思い出した。
以上 11/25〜12/6まで 取り遅ぎ
「ダメだ!作品が小さすぎる!」
12/6
頻繁に更新するつもりが、なんかあるとついついサボってしまい、気がついたら前回からもう結構日が経っている。とりあえず日誌を書く。
11/26
山縣太一さん丸瀬顕太郎さんと飲む。太一さんに、企画のことを話すと、ちょっと自分のことばかり考えすぎじゃないか、と注意をうけた。
集めたものとぼくとの関わり方が強引すぎる、上演のための準備が整ってないぞと言われたんだと理解した。
12/6
言われてみると全くその通りで、正直なところアンケートを訳すのも全然間に合ってない、出来てるのも出来てるのか怪しい、しかもそれを素材と呼んで二次創作に走った結果またもや自分の見たい景色や見せられる手業に本物を捻じ曲げて押し込めてる。。これじゃ、五月に企画をやったときと同じじゃないか!ぼくの見てきたものが小さくなるのはダメだと思った。焦って力んでいる。ところで力んでいるってことで言うと、ぼくの最近始めたアルバイトは立ち飲み屋で、そこでは日毎に店主が交代してそれぞれの酒の肴を作って酒を出すのだけれども、ここでのわたしの仕事の仕方も力が入りまくりで、たくさん仕込んでどうですか!?みたいになっていることをふと思う。昨日は気合い入れて牛スジシチューを作って、お陰様でシチューは完売したんだけども、こっち方向にがんばって行くのはちょっと違うかもしないと思った。仕込みに手間をかけたくないとかではなくて、実際にはそれも関係してくるんだけど、手つきとして、ぼくはいま背伸びしてるなあと思ったって話です。それで話を戻すと、そんな風にして、迷いに迷ってぼくと周りにあるものとの関係がうまくいっているかどうか、自分の仕事を見直しすることにしたのが12/2からでした。いまこれを書いていて、こういうことを書くとお客さん減りそうだなと思った。でも、ここ(ブログ)も本番と思って書くことにする。もっと中身の話をしなくてはいけない。
11/27.28
テキストや大枠として眺めて面白い、ではなくて、やってもらう役者との関係でいい形にして作れないかと、テキストを簡潔にしてみたりそこに振りをつけたりして喋ってもらいました。だけど、やはり頭にある面白いを捨てるのが難しくて、別物を作るんだと分けて考えるのに二日、うーんと首をひねって唸ってました。
12/1
昔親しかった女性からの頼まれ仕事をしに渋谷へ。書類を出力して郵送する作業だったので、最近まで勤めていた印刷会社に顔を出しがてら作業した。二ヶ月で目に見えた変化はなかったけど、経理の女の子が妊娠したことを知らせてくれたのと、アルバイトの男の子は遅刻がなくなって15分前出勤を心がけるようになったとおじいさん社長が言っていた。コピーサービスと製本を主とする業務内容は、自分たちから売るものがないので待ちの仕事になる。この会社は建設業がお得意様なので、そこが動かないとこっちも動かない。震災復興や大規模な渋谷川の再生計画に期待していたけどぼくの勤めている間はそれもポツポツであまり仕事がおりてこなかった。話を聞くと二ヶ月たってもその状況は変わらない様子だった。帰りがけ今年の忘年会にお呼ばれして二つ返事で快諾する。
12/2
「ごめんなさい、実は、いままで作った部分が気に入らなくなったので全取っ替えしたいと思ってます。いままで考えてたやつは、もっと練って準備して、機会を改めて6時間の公演にして発表します。」
稽古場取りをミスって取れてなくて、戸越銀座のドトールで打ち合わせ。全取っ替えを伝えるのにものすごい緊張した。自分の中でも悩んでのことだったけど作品を考えたときに絶対そうだと思ったので、あのプランを形にするのは延期にした。香港の人たちから直接アンケートを回収していたから中途半端ではいけないと思えて立ち止まれたと思う。ふたりの役者さんは、はあ、という感じで、だけどウンザリするでもなくぼくの話を聞いてくれた。アンティゴネと香港の話を香港の側からではなく、アンティゴネの側から香港が透けて見えるような、そしてその二つの間で右往左往してるぼくが出てくるような話をつくることにします。それをこれからどうやるか考えます、と伝えて、三人で改めてアンティゴネのことを話す。
11/29・12/5
少し前に連絡していた高橋かおりさんから連絡が来る。ぼくが大学生の頃、彼女は舞台美術研究会の照明さんで、きっと照明さんになるのかなと思っていたら、Facebookでいまは大学で助手をやっていて研究の道に進んでいることを知り、その奮闘ぶりを記した投稿が面白く、ちょくちょく読んでいた。投稿の中で、時折照明の仕事もやっていると書かれていて、お話がしてみたいと思って声をかけてみたら返事が来て嬉しかった。今回はSNACでやるので照明で手の混んだことは出来ないけど、アイデアみたいな形で明かりを作れないかとぼんやり思っていたので、話を聞いてもらえませんかと言ってOKをもらう。でも正直照明のことよりも高橋さんのFacebookにあげてるようなえんやこらの奮闘話が聞きたいのだった。
12/3
アンティゴネと香港がどうやって重なるかを考える。アンケートを使うのがいいと思って翻訳したものを眺めて、テキストの形にしてみる。ただ重ねてもギャップがなくてたいしたことなかった。前のプランで使うつもりだった映像を作ってくれる武本拓也くんから連絡が来て、日を改めてもらう。やべー。間に合ってねえ。。
12/4/5
バイトの仕込みと出勤日。
12/6
重ねるという発想を、混ぜちゃう、みたいな、こっちの創作にならないようにしたい。やることをもっとシンプルにして、どこに誘導するのかを、シーンを繋げることとは分けて考えて、シーン自体に何かが備わるようにしたい。いまこれを書いていて、バストリオの今野くんのことを思い出した。
以上 11/25〜12/6まで 取り遅ぎ
2014年11月30日日曜日
善積製作日誌 はじめに
一手目、出発地から。
今回は自分以外の人を呼んで、一回きりのイベントではなく、
上演として『オイディプス王』を出発した作品を作ることにした。
何故か。
自分一人だと、自分の得意技へ逃げ込めるし、直前まで迷うことができる。
一回きりだと自分でアドリブしていって乗り切ってしまったりもする。
自分に出来ることと出来ないことのボーダーを試さずに済む。
何より自分の中で納得できさえすればそれでオーケーになる。
翻って、人と何かやろうとするとき、足りない言葉や態度が洗い直されることだろう。
それって、さぞかし困るだろう。
でも、やってみよう。
『オイディプス王』で何ができるか、というのもそうだけど、
演劇の形式で行われる演劇で何ができるか、ということも、机上ではなくて、考えたい。
今回、はじめに戯曲を読んでいて感じた、
オイディプス王との距離の遠さ、言い換えれば関係の持ちづらさを、
ゲームに託してみることを考えた。
「人生ゲーム」という名前、人間をコマにすること、人生をコースにすること、
こういったなにか、想像の乱暴さからオイディプスの上演を考えてみる。
◆
現在地から。
戯曲をあたらしく書かないにしても、上演台本は書かなければいけないわけですが、
11月30日現在、台本が完成していません!
序盤の長過ぎるシーンや、途中に必要な未完成のシーン、そして終盤、まだ全部手入れが必要。
手足と脳を動かします。
◆
中間地点は書けるときに振り返って随時更新します!
取り急ぎの今でした。
今回は自分以外の人を呼んで、一回きりのイベントではなく、
上演として『オイディプス王』を出発した作品を作ることにした。
何故か。
自分一人だと、自分の得意技へ逃げ込めるし、直前まで迷うことができる。
一回きりだと自分でアドリブしていって乗り切ってしまったりもする。
自分に出来ることと出来ないことのボーダーを試さずに済む。
何より自分の中で納得できさえすればそれでオーケーになる。
翻って、人と何かやろうとするとき、足りない言葉や態度が洗い直されることだろう。
それって、さぞかし困るだろう。
でも、やってみよう。
『オイディプス王』で何ができるか、というのもそうだけど、
演劇の形式で行われる演劇で何ができるか、ということも、机上ではなくて、考えたい。
今回、はじめに戯曲を読んでいて感じた、
オイディプス王との距離の遠さ、言い換えれば関係の持ちづらさを、
ゲームに託してみることを考えた。
「人生ゲーム」という名前、人間をコマにすること、人生をコースにすること、
こういったなにか、想像の乱暴さからオイディプスの上演を考えてみる。
◆
現在地から。
戯曲をあたらしく書かないにしても、上演台本は書かなければいけないわけですが、
11月30日現在、台本が完成していません!
序盤の長過ぎるシーンや、途中に必要な未完成のシーン、そして終盤、まだ全部手入れが必要。
手足と脳を動かします。
◆
中間地点は書けるときに振り返って随時更新します!
取り急ぎの今でした。
宮崎作業日誌①
11/18
稽古初日。ホワイトボードを借りて手持ちの道具と状況を書き出す。デモが行われている金鐘という場所にいる時間が日常の話の中にあって一日のエピソードを話す中にふっと出てくるような見せ方にしたい。参考にしていたのは2、3年前に新川崎芸術センターというユニットでやっていた演目「ハートビート」で、この演目では、架空の吹奏楽部39名に名前、学年とクラス、簡単な特徴(背が高いとかメガネとか)と担当している楽器、関係性などを与えて、4月の一年生の入学から10月の定期演奏会までの期間にあった大小の出来事や事実を200個くらい創作し、それを自分の思い出のように延々と3、40分語るということをやっていた。明日はアンケートから登場人物を作るWSをやろうと決める。
11/19
適当に選んだ8枚のアンケートから8人の登場人物を作成した。
それぞれの一日の過ごし方から名前と人物像を適当に当てはめてそこに関係性を持たせてみる。橋本真由美という人物の基になったアンケートに書かれていたエピソードが印象に残る。「親から電話がかかってきても出なかった。あとで宿題をやっていたと言った。」
11/20
橋本真由美の一日のスケジュールをエピソードとして書き言葉で書く。書き言葉の文体で書いたのは、本人をやるというよりも、記述されてるものを読んでいるような声の出し方で読むことで、ここにはいないけど、どこかにいる人の話、のように見せたかったから。朝起きて学校へ行き、学校の時間を過ごして、学校からバイトの家庭教師をしている家に行って、終わったら「自習室」に移動する、所までを書いて役者に読んでもらう。肝心の「自習室」のエピソードと家に帰るまでに辿り着く前に文章量が大量になってしまった。これじゃあ時間までに役者が覚えられない。。
11/21
エピソードの記述を作業として残しながら、頭が回らないで煮詰まっていた。こういうときは目的に捕われすぎて楽しみが消えていると思ったので、視点を変えて別の素材を稽古場で試してみることにした。アンティゴネとぼくらの七日間戦争のテキストを俳優に読んでもらうための準備を中央図書館でする。
コピーしたテキストを眺めて仮組の全体の構成を考えてみる。
1、お客さんに資料を配布して目を通してもらう
① 登場人物表
② エピソード群(人物軸、出来事軸、場所軸)
2、アンティゴネをやる
3、ぼくらの七日間戦争をやる
4、橋本真由美/菅谷志保の一日
5、自習室
6、宮崎
7、橋本の帰り道
8、志保の手紙と生徒との会話(ぼくらの七日間戦争)
9、アンティゴネ/ぼくら/橋本
役者が大量な情報を台詞として覚える代案として、あらかじめ資料を渡すというのを考えた。先にテキストを渡してから上演がはじまるっていうのはやってみたいことだった。頭の中の情報といま目の前で行われていることとのズレが見ている人の頭を忙しくさせるように出来たら面白いと思う。
11/24
11/25
「自習室」という場所を立ち上げる、というのが言葉ばっかりでいったいなにをどうやるのかわからなくなった。このままエピソードを増やしてもいかがなものかと考えあぐねる。8人の登場人物のスケジュールをもう一度書き出して、同じ時間に自習室にいる人を図にしてみる。例えばここで、出来事を起こして、複数人の視点からそれを語ってみることをしたら、、と考えてみたけど、それが何になるのかピンとこなくなってしまった。この場所を表すやり方としてやってみたいのと別に、なぜ「自習室」なのか、というところからもう一度考え直すと、この自習室に訪れたときに感じた、まさに事が起こっている場所の中にこんなに開かれていてのんびりとした、ふつうの時間があることに驚いた、というのが重要な事だと気がついた。
2014年11月27日木曜日
宮崎作業日誌(はじめに)
せっかく感想戦って名前でトークを企画に盛り込んでいるのでリハーサルの様子が見えるようにしないとだよねって話に遅まきながらなりました!ただ作品を上演するのとは違った見方が出来るように、どんなところからはじまってどんな過程を踏んでいるのかをうまくいってないことも含めて出来るだけ正直にここに書いていくようにします。当然、内容に関わることをガシガシ書くことになると思うので、見る見ないの選択はお任せします。と書きながら、こんなことをして本番は大丈夫なのかととても不安ですが、、とにかく今回はやってみます。あと、いまも時間に追われていて、油断するとすぐにこのブログをほっぽりだしてしまいそうなのですが、とにかく頻繁に更新する!を目標に、後から補足したりしてもいいからなにかしらアップするように心がけようと思います。よろしくおねがいします。
今回の作品について(香港で行ったアンケートのこと)
まずはじめに、旅行中に行った香港のアンケートについて説明します。
香港でアンケートを取る事を思いついたのは10/16北京滞在中のことでした。
はじめから頭にあったのは、「アンティゴネ」を読んで感じた違和感で、アンティゴネには悲劇の匂いが充満していること、その先に明るい兆しをはじめから感じる事が出来ないことでした。悲劇的な結末に向かって話がどんどん進んでいく物語がぼくには面白くありませんでした。
そこから考えたのが、ひとりのヒロインの悲劇の物語としてではなくて、たくさんの人々の日常のエピソードの集積として「アンティゴネ」を上演する事は出来ないか?という案でした。また、冒頭にイスメネとの会話で出てくるアンティゴネの生きている時間と死んでしまった後の時間が等価である死生観は「アンティゴネ」を読んでいて興味を持った部分でもありました。
このふたつを手がかりにしてなんとなくイメージしていたのは、まず、体制への反抗を描いた書物でぼくの知ってる唯一のもの、宗田理「ぼくらの七日間戦争」を下敷きにすること、そして青木淳吾「わたしのいない高校」のような記述された情報の羅列を並べて主役のいない話にすること、そしてそれを新川崎芸術センター「ハートビート」でやった時のように、情報(=エピソード)をじぶんの思い出を語る体でしゃべりまくる、と、どこにも辿り着かないけど、そこにあった「想い」が見ている人に残る、みたいなことでした。
そして、そのとき出てくる登場人物たちは、実際の人をモデルにして想像した方が自分の頭の中だけで考えるよりも面白いのではないかと思ったのです。
2014/10/26
香港の金鐘で、「自修室」と呼ばれる場所にいた人たち(主に学生)を対象に、①このアンケートについてという文章を書いた紙と、②スケジュールを書くための記入用紙、二枚の紙を渡してアンケートを行いました。
①
各位好,我叫宮崎晉太朗,是一名來自日本的劇場創作者。
為了創作我的新戲劇,我需要各位的鼎力協助。
今次我創作的劇目,是以古希臘的悲劇人物安提戈湼
(Antigone) 為藍本,故事中,她以一人之力,反抗以法治為名施行暴政為實的王政府。
但我認為,我更需要創作一個「安提戈湼
不存在」的故事,換言之,故事不應有英雄存在,而是憑著各種角色的努力和祈願,令時代走上正途的故事。
我認為在這場雨傘運動中,各位一直留守這一事實,證明各位心中對香港都有一種祈願。
正因如此,我希望能夠更深入地了解你的祈願,和你現在的生活狀況,若可以的話,請你在下方的空白位置上,詳細地描述一下生活中的一些細節,例如: 由佔領現在回到家中的一小時路程中,你的心情如何? 你通常在想甚麼事情? 當你受到家中父母的催促而返家時,你又會怎樣想? 在這段時期,你會看甚麼類型的書籍和漫畫,玩甚麼類型的遊戲? 假若你願望分享更多私人一點的事情,我會感到非常欣喜! 希望你能憑著你的感覺,描述現在這一瞬間,你所選擇的生活方式。
最後,如果你有時間,希望你能回答第二頁的問卷。請在問卷上半部份的時鐘上,寫出每天作息的規律(例如: 十二時至七時是睡眠,七時至下午五時上學), 然後在餘下的部份寫出關於佔領生活的軼事。 (私下有沒有談論過其他佔領者? 佔領者之間有沒有戀情傳出? 假如沒有發生這次示威,你對香港哪個地方有最深刻的回憶?)
再次感謝你的協助。
(請用英語回答此問卷,謝謝!)
わたしの作りたい演劇作品にあなたたちの力が必要です。わたしの作りたいと思っている演劇は、ギリシャ悲劇のアンティゴネを下敷きにしています。アンティゴネという話は法の名の下に人道に悖る政治を行う王に対して、ひとりの女性が正道を訴える物語ですが、わたしは、この物語のアンティゴネがいない、不在のアンティゴネというべきものを作りたいと思っています。つまり、主人公がいる物語ではなく、たくさんの人たちの祈りが正しい道に向かっていくような物語にしたいと思っています。このアンブレラムーブメントにおける祈りとは、いま皆さんがここにいることだとわたしは思います。ですからわたしは、その祈りの実態を知りたいと思っています。いま皆さんの送っている生活について、正直に、出来るだけ詳しく、書いて頂けると幸いです。詳しくというのはつまり、エピソードがあれば教えて欲しいということです。ここから家に帰宅するのに1時間かかるのであれば、その煩わしさやそのとき考えたこと、家でお母さんに何か言われて帰り道で思うこと。あとは本を読んだり漫画を読んだりゲームをしたりしているときの、その内容や、いまハマっていることなど、個人的な話があればあるほど嬉しく思います。じぶんで選び取ったこの生活のいまを感じてるままを書いて欲しいです。また、時間があれば裏の質問にも答えてみてください。これはフリーアンケートです。(噂話を聞いたことある?恋バナある?香港の思い出の場所の話、もしこのデモがなかったら)わたしの気になることを考えて書きました。そちらもよろしくお願いします。
この文章は、日本語を勉強している学生と現地で知り合いになり、数時間のやり取りで広東語に訳してもらったものです。
100枚ずつ印刷して、83枚回収する事が出来ました。
2014/10/27
少し質問を変えて再度アンケートを取りました。
各位好,我叫宮崎晉太朗,是一名來自日本的劇場創作者。我打算在本年十二月籌備一套新話劇,為了完成這部新作,我需要各位的鼎力協助。
我個人非常支持這次「雨傘運動」。在這裡,沒有英雄,沒有領袖;在場的每一位人士,都是跟隨自己的意志,選擇留守在這個地方。對此,我實在覺得非常感動。
我感覺到在場的每一位人士都對未來有所「祈願」。而所謂「祈願」可能並不會即時實現,可能需要不斷的等待收成。這個過程是痛苦的,要堅持下去也是困難的。但正因如此,我感覺你們每一位都非常堅強。
我認為,若需要把事情堅持下去,應當放鬆心情,應笑時則笑,去享受當中的過程才可成功。不論在多麼嚴峻的環境中,仍然能開懷大笑,並且能感染身邊的人一起歡笑的人,就是真正堅強的人。
在此,我希望能夠向各位提出兩道問題:
第一,希望你能盡量詳細地描述一下你現在每天的生活規律,並在後方的時鐘圖表中,把一天的不同時間劃分,以表示你通常每天會進行甚麼活動。
第二,在這段日子,有甚麼話題最令你感到輕鬆和快樂?
(例如,是關於其他伙伴的話題?關於興趣的話題?關於美食的話題?等等)即使是閒話家常的內容也歡迎你分享,只要是當令你回憶起來也會發笑的話題即可。你可以用文字或繪圖自由作答。
再次感謝你的協助,今後我也會繼續支持「雨傘運動」。
再次感謝你的協助,今後我也會繼續支持「雨傘運動」。
(請用英語回答此問卷,謝謝!)
わたしは日本で演劇を作っています。
12月に新作を作るつもりです。
そして、わたしの作りたい演劇作品にあなたたちの力が必要です。
わたしはこのアンブレラムーブメントという運動を支持しています。
皆さんひとりひとりが自分の意志でいまここにいることを選んだ、そのことが素晴らしいと感じます。
わたしには皆さんがここにいることが祈りに見えるのです。
祈りというものは、結果がすぐに現れるものではないかもしれません。待つことが求められます。それはとても苦しいことです。続けていくことが難しい、だからこそ強いのだと感じます。
わたしは物事を続けていくにはリラックスすること、笑うこと、楽しみが必要だと考えます。どんな厳しい状況の中でも笑っていられる人、周りにいる人を笑わせることができる人は、強い人です。
そこで、二つ質問をさせてください。
一つ目は、みなさんの祈りの実態を知りたいと思っています。
いま皆さんの送っている生活について、正直に、出来るだけ詳しく、書いて頂けると幸いです。
図に時間を区切ってなにをしている時間かを書いてください。
そして、二つ目です。
これはとても軽い気持ちで遊びだと思って書いて欲しいのですが、あなたの知っている面白い話を聞かせてもらえないでしょうか。笑わせるといって難しく考えないでください。よくあることでも構いません。自分が思い出すと笑ってしまうようなこと、好きな友人の話、趣味の話、食事の話などなんでも構いません。文字ではなくて、絵でもいいです。
自由に書いてみてください。
以上です。
あなたたちの活動を心より応援しています。
二つ目のアンケートは前日に回収した文章を読んで、書かれている内容が現政府に対する意見というくくりで似通ってしまっていることを感じて、もっとひとりひとりの個人的な言葉を集めることが出来ないかと、少しだけ書き直してひとりひとりに手渡しで配ったものです。
この日は36枚の回答をもらうことが出来ました。



