2014年12月12日金曜日

宮崎作業日誌③

メモ

12/7-9
途方にくれる

12/10
明け方
テキストをシンプルにする、ということがどういう作業なのかずっとわからなかったが、形が見えたらそれもはっきりしてきた。形から考える方がしっくりくるのかもしれない。
最初からどこかで使おうと思っていたコロノスのオイディプスの話がここで出てきた。デリダの本でコロノスのオイディプスについて書いてあるのがあるんだよ、と教えてくれたのは旅行初日二日目とお世話になった羽鳥嘉郎くんで、歓待についてを見せてくれた。それと友人の山形育弘くんと話した、家を建てる職人の話を思い出して、向かう道筋が見えた気がした。でもそれは思い返すと、京都の喫茶店、六曜社のマスター、オクノ修さんの話と同じ向きの話で、それにはガーンと来た記憶があるので、ずっとどこかにあったんだと思う。

小屋入り
高橋かおりさんに朝入りして照明を仕込んでもらい、舞台面を明るくしてもらって大変ありがたかった。
テキストを書き上げる。
シンプルでやればやるほど面白くなるような気がしている。
演出の方針は、"約束"と"直列で並列に見せる"に決めた。

12/10の宿題とメモ
・スケジュールを書いてくる
(好きに書き込みをしていい)
①1時間を1.2.3.4.5.6…秒にするか決める
②どこで動くかとその動きは何歩進むかを決めておく
③ポーズ 一種類
④仕切り直しのポーズ 一種類
⑤しぐさ 動きのある動作

12/11
二時半入り
午前中、台本を読んで覚える作業と小さな直しをした。

繰り返し練習
動きの約束を2パターン作る
①テキストと②自分のカウント

横にいる人、空間に気を遣う

ゲネ
カンペを壁に貼って、わからなくなったら、仕切り直してもう一度始めて取り返しにいく、というパフォーマンスを目指した。じぶんの甘えが見え隠れして難しかったが、チャレンジとしては良かった。

映像仕込み
武本拓也くんに頼んでいた映像が届いた。画面の大きさ、スピードの調整をする。

塊が揃った。
あとは少しずつ精度を高めて、約束を重くしていく作業。

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